時間を超えたヒーリングの意義は?
レイキのテクニックに過去へのヒーリング、未来へのヒーリングと言うものがあります。 未来へのヒーリングは、願望実現テクニックとそれほど変わらないイメージでされるものなのでその意味が分かり易いです。 では過去へのヒーリングにはどいう意味があるのでしょうか? 別に過去にヒーリングをしても過去の事実は変わりません。 未来へのヒーリング・願望実現テクニックは未来を変えると言う目的でするのだと言われれば簡単に分かります。 じゃあ、過去へのヒーリングは? 実は過去へのヒーリングも未来を変えていくテクニックに他ならないのです。 それを説明するには、いくつかの仮定をしなければなりませんが、もしご興味があればちょっとお付き合いください。 では、その仮定とは 1)人の運命には方向と力の大きさがある。 2)宇宙は刻々と枝分かれをしていくパラレルワールドとして構成されている。(と言うよりはそれぞれのパラレルワールドは横のつながりを持ち人は運命のベクトルによってその間を行き来していると言うほうが適切?) 3)人の意識はそのパラレルワールドを運命の方向と力の大きさに応じて行き来する存在である。 4)人の意識はそれぞれのパラレルワールドのシフトを認識できず、自分の持つ時間軸とその記憶が唯一の世界の軌跡であると認識している。 と言うことです。 「今」の自分には固有の運命のベクトルがあります。 それは、そのままだと次に何が起こるか、一年後に何が起こるのかが決定されるものです。 地図の上にどちらの方向にどれだけ進めば何があるのかが記されるように、ひとつの時間軸の方向にどれだけ進めばどんな世界が待っているのかは記されていると言うことです。 預言者や未来予知者が見ているのは、その人のベクトルとその先に見えるイベントです。 未来へのヒーリングは別の時間軸、パラレルワールドにある未来の自分に焦点を定め、今あるベクトルを修正しようとするテクニックです。 しかし、心にも慣性の法則(今のままで行こうとする力)や作用反作用の法則があり、方向を変えようとする力が弱ければ、今持っている運命の方向性を充分に目的地に向けることができません。 その結果、目的とは違う結果が生まれたりします。 その結果とはまったく方向性の違う結果になることもあります。 目的とする未来にしっかりと楔を打ち込み、そこと今の自分をつないでワイヤーで引っ張りあげていくようなものです が、方向の変化が激しかったり、元もとの運命の力が強ければそのワイヤーは切れてしまうのです。 では、その運命の方向性と力の大きさを決めているのは何か?と言えば、今の自分の意識と過去と今を結ぶ直線の延長方向に伸びる矢印です。 過去へのヒーリングはその過去と今を結ぶ直線の方向を変えるものです。 しかし先ほど、私は過去の事実は帰られないと言いました。 では何を変えるのか? 過去の思いを変えるのです。 同じ経験をしても人は受ける印象やその時に沸き起こる感情が違います。 感情が変われば、それだけでも、別の時間軸・パラレルワールドに過去の意識はシフトしたと言うことなのです。 その結果、今もっている運命の方向性は変わります。 いわゆる心のトラウマが解消された状態になりますので、同時に今の心の状態も変わります。 そうなれば、過去のヒーリングをする前とは違う時間軸に今の自分もシフトしたと言うことになり、新しい未来がその時間軸の先にはあります。 ですから、これだけでも充分に運は開けたように感じるはずです。 ただ、これでは未来がどうなるかは分からない。 そこで、未来へのヒーリングを併用するのです。 過去から今までの運命の直線と今と望む未来を結ぶ直線が一直線になれば強力な運命改善ができると言うことです。 |