レイキを流すパイプに徹するとは?
レイキの特徴としてエネルギーの自動調整と言うものがあります。 これは気功のようにヒーラーがエネルギーの加減を意識してせずに、レイキの源と呼ばれる意識体や受け手の潜在意識、ハイヤーセルフの要求する分だけを受け入れると言うことです。 そのためにレイキヒーリングはエネルギーに対する感受性の少ないレイキヒーラーであっても安全かつ適切にエネルギーを相手に送ることができます。 ですから、レイキは誰にでもできるのです。 その効果は経験の多少にも関係ないと言われる所以です。 しかし、そのためにはとても大切な条件があります。 それが、レイキエネルギーを通すパイプ役に徹すると言うことです。 レイキは簡単と言いながら、このパイプ役に徹すると言うのが初心者にはかなり難しいのです。 パイプ役と言うのは、あれこれ考えずただ中継して相手に渡すと言うことです。 つまり、受け手がどういう症状だとか、どういう間柄だとか、そういうことに絡むヒーラーの意図(こう作用すれば良い)や感情(大事な人だから良くなって欲しいとかかわいそうだから楽にしてあげたい)を込めないと言うことです。 当然、レイキヒーリングを志す人というのは誰かの役に立ちたい、大切な人を癒したいと言う感情が先立ってはじめるものです。 それなのにその感情を込めるなと言われると、その感情をどこにやって良いのかと戸惑ってしまうのも当然でしょう。 しかし、その方の病や苦労と言うのはその方の魂が自分で用意したプログラムなのです。 困難を通して、何かを学ぼうと意図してそれを用意しているのですから、闇雲にそれを消してしまうのは越権行為なのです。 ヒーラーはただ受けての方に自分が持っている課題に気付くお手伝いをするだけです。 だから、その方の苦痛を取り除くためにあれこれ浅はかな考えを載せてエネルギーを送ることは逆効果になるのです。 苦痛が取れたは良いけど、学ぶことが無ければ、利息が付いて新たな課題がやってくることでしょう。 または、余計な感情のエネルギーだけが伝わって、事態が余計にややこしくなるかもしれません。 単に効果が相殺されて何も変わらないと言うことになるかもしれません。 また、単にレイキのエネルギーの流れを阻害することになる場合もあります。 ヒーラーによって、同じレイキでもかじるものが違うのはそう言う感情や意図と言うレイキにとっては雑音・ごみとなるものがどれだけ混ざっているかが原因なのかもしれません。 ヒーリングの結果は受け手の魂が決めています。 だから、ヒーラーはその結果が表に出てくるお手伝いをするだけなのです。 決してヒーラーが勝手に良かれと思って結果を想定してはいけないのです。 それが混乱を生むのですから。 そしてもう一つ。 ヒーラーが邪気?をもらうのを防ぐためにもパイプ役に徹すると言うのは大切です。 感情的につながると受けての方の感情のエネルギーを邪気としてもらってしまう場合があります。 また、受け手の方のプログラムを無視したヒーリングは受け手の方の持つものと同じ因縁を自分に引き寄せることにもなりかねません。 なぜなら、無理やり結果を変える行為は因縁と言うエネルギーの流れをせき止めることになります。せき止めたエネルギーは噴出する場所を求めて流れを変えます。 その一番近いところにいるのがヒーラーでもあります。 |