怪しい精神世界

レイキも含め精神世界は怪しいものです。用心しながら楽しんでください

ハイヤーセルフ=守護霊=ご先祖様=自分?

心霊関係の勉強をしていたら、死ぬと自分の家系に生まれ変わる傾向にあると言うことを聞いたことがある人も多いと思う。

そう言う言い方でなければ、○○さんは○代前のご先祖様の生まれ変わりだ、とか言う話。

よく、死んだ人の魂が全て永遠に生きているなら地球は死んだ人の魂だらけじゃないかということを言う人がいるが、生まれ変わりの考えを取り入れることで、ある程度魂の増加に歯止めはかけられる。

更に、守護霊様について。

守護霊様もまた、何代か前のご先祖様であることが多い。というような話を聞いたこともあると思う。

自分もご先祖様の生まれ変わりで守護霊様もご先祖様の魂で・・・

じゃあいったい私と思っているものは何?

そう言う訳の分からないことになってくる。

更に、精神世界に足を突っ込んでいるとハイヤーセルフなどというものまで出てくる。

エゴなどのごみを全て除いた後に残る、自分の核のようなものとでも言おうか。

で、精神世界では魂の永遠性を説くことが多いが、ご先祖様が生まれ変わって、と言うような話はあまり出てこない。

なので、守護霊様とハイヤーセルフとの関係がはっきりしない。

と言うか、うやむやのままにして、都合に合わせてどちらかを話しに出してくるような感じ。

そこで、それがどう言う関係なのか考えていた。

そこに、縁あって、「自分」を自分と認識している意識はいったい何?と言うことを考える機会を得た。

どうも、「自分」と言う意識を発生させるのは脳の機能のようだ。

人間は機械的に、物理的な存在である肉体的「自分」を維持するために自他を区別して、生き残るために活動をするための機能を持っているらしい。

その自他の区別の結果が「私」という意識らしい。

ただ、問題はその物理的肉体や脳はどうやって動くのか?

生命とはいったい何か?

いくら細胞を集めても生き物にはならない。

生きている人間が死に移行していく時、脳内の細胞レベルでどれだけの変化が起こるのか?

そうやって考えてみると、物質レベル以外の要素がなければ「命」は維持できないのではないのか?

物質的な肉体を活動させて維持するためには「魂」のような非物質的なエネルギーが必要なのではないのか?

どうやら、この「魂」は何代もの物質的な肉体を入れ替えとっかえしているようだ。

脳はこの魂からの命令を受け入れて、この物質世界に沿った命令に翻訳して肉体を動かすための受信機ではないのか?

この受信機の性能次第で魂からの指令をどれだけ正確に実行できるのかがきまる。つまり人間としての行き方が決まる。

ただ、この脳自体が自己保存機能を持つために、「私」と言う意識を発生させて、本来の命令者(私)である「魂」を異物として受け止めるようになっている場合が多いのではないのか。

そう考えれば、ハイヤーセルフと言うのは、本当の自分であると言うことになる。

また、健在意識の自分と言うのは脳が生み出した仮初めの自分。つまり脳が破壊されると共に消えていく自分。

それが消えたとき、本来の自分である「魂」が残ることになるが、魂は肉体レベルの経験そのものを事細かには記録していない。それを記録するのは魂に付随するエネルギーの波動パターンの中。

魂は肉体が経験を通して学んだことを波動のパターンとして読み込み、その存在を消滅(解脱)へを向かわせていくに過ぎない。

だから、生まれ変わった時に新しい「私」は過去世の記憶を持たないことのほうが圧倒的に多くなる。

そうやって、過去世との記憶の連続性を持たない物質レベルの脳は、考える機能を持つと信じている脳そのものが「自分」と言う意識を作り出し、その脳を含めた生物的な意味を持つ集まりの全体性を「自分」として位置づける。

だから、脳が生み出す思考以前の情報が脳に入ってきたことを自覚したとき、その情報源を自分以外のものだと錯覚してしまう。

しかし、本当はその情報源こそが自分の行動の根本的なところを決めている本当の自分なのだ。

その情報源と、脳が作り出す自分と言う意識は、脳をある状態に追い詰めることで交信できるようになる。

その状態は瞑想状態であったり、臨死状態、死に瀕して脳が正常な情報処理をできなくなったパニック状態、脳の生命レベルが極端に落ちたときなど・・・。

その時に交信できる存在をハイヤーセルフと言ったりもしているが、文化によってはそれは守護霊として現れたりもする。

つまり、守護霊とハイヤーセルフは同じではないのか?

それは、守護霊と言うものが実は自分の中の本当の自分であると言うことを意味する。

単に脳が生み出した私と言う意識、エゴが勝手にそれを他人と勘違いしているのだ。

そして、先ほどの話に戻るが、ここで守護霊が自分自身であると言うことと、自分自身がご先祖様の生まれ変わりであると言うことがつながってくる。

つまり、「魂」は一貫して存在しており、生きている「私と言う意識・エゴ」から見たら、それが守護霊に見えたり、ハイヤーセルフとして映ったりする。

しかし、その経歴は、自分の家系で過去に生きた人たちの「魂」として、この物質世界の肉体を動かす本体であったりもしていたのだ。

確かに別の家系にそれたりする魂もあるだろうが、傾向としては「業」を磁力にして、肉体に引き付けられる魂は似たような傾向を繰り返すひとつの家系に繰り返し現れるのも当然ともいえる。

こうやって考えてみると、

ハイヤーセルフ  = 守 護 霊

  ‖(これら全部同じ魂)‖

自   分  =  ご 先 祖 様  と言う構図が見えてくる。

結局、脳がエゴを捨て去り、素直に魂からの命令を受け入れて、それを処理していかなければ、ハイヤーセルフと自分はいつまでも分けられたままになってしまう。

その為に、守護霊やご先祖様とのつながりが見えないために、いつまでも本当の理解に至れないのだろう。

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