レイキティーチャーの独り言

レイキティーチャーが思ったことをつぶやいています

レイキ被害者?

先日問い合わせがあった方の施術が朝からあった。

整体目的と言うよりも、レイキヒーラーとしての私にSOSのようだった。

どう言うことかと言うと、元々家族関係を改善する目的でピプノセラピーを受けに行ったところ、そのセラピストがレイキヒーラーであったために、ピプノセラピーと平行してレイキヒーリングも受けたところ、知覚情報が過度になってしまい、正常な日常生活に支障が出始めたとのこと。
その後、そのセラピストは着信拒否をして、相談に応えてくれなくなったために、別のレイキヒーラーにどうにかして欲しいとすがったところ、霊媒師まがいのその人に更に異常な現象に悩まされるようになってしまったとのこと。

現在は安定剤を飲んだりして治まっているらしいが、一人でいるとまた同じことが起こりそうで非常に不安らしい。

そらそうだろう。
今まで全くそう言うものについて、考えたことも無い人間が、ある日突然本来見えないものが見えたり、感じたりするようになるのだから、気がおかしくなったんじゃないかと思うのが普通だ。

それにしても、この二人のレイキヒーラーは本当にレイキヒーラーなのだろうか?
レイキをしているつもりで全然違うことをしているではないか。

最初の状態は、本人が受け入れる準備が出来ていない状態で、無理やりチャクラを開いたための結果だろう。
本来のレイキでは、本人がついていけないような変化はない。
これはレイキと言いながら、自己流のエネルギー操作をしてしまった結果だ。
恐らくはセラピスト自身、その自覚が無いかもしれないが・・・。

パワーパワー、結果、結果と言っているとこういう悲劇を生んでしまう。

精神的な受け皿が無いままに、クンダリニーの上昇を起こすと精神的に崩壊してしまう。
それは、常人では受け入れられない情報を知覚してしまうからだ。

生まれつきの盲目の人間が、いきなり視覚を持つと一時的に混乱してしまう。
それのひどい状態になってしまうために下手をすると元に戻れなくなる。

しかし、生半端な知識と覚悟で精神世界に片足突っ込んでいる人間の中に、それに憧れている人間が多々存在する。
そして、中途半端にチャクラを開いたのを勘違いして、自分はもうすぐ覚醒してすごい存在になると妄想に浸るやからも多い。
中には、神になったり、神に選ばれたと思い込んでいる社会脱落者もいる。

今回の方はまだ、正常な感覚を残していたから、自分がおかしくなったのだと自覚できたので助かった。

そして二人目のレイキヒーラーと言うか霊媒師。
これもたちが悪い。

霊媒師の場合は、レイキと言いながら憑き物を使役したり、または、憑き物に自分が操られてヒーリングまがいのことをしている可能性がある。

今回であれば、霊媒師に憑いていた存在が、その仲間をお客様にとり憑かせようとしたのだろう。
だから、状態が余計にひどくなった。
本当にレイキならそんなこと起こらない。

このお客様はこの後、自称霊能者の人にいろいろなもの(霊)を背負っているようなことを言われたらしい。

そして、私のところまでこられたということ。

ただし、私は霊能者でもなく、特殊な視覚能力者でもないので、何も見えないし、聞こえない。
それでも、その方に起こったかもしれないことくらいは分かる。
そして、それなりの対処もする。
と言うか、やらなければならんでしょう。

まがい物であれ、同じレイキヒーラーの不始末なんだから。
ただし、私はそう言う人のように相手に強烈に何かを感じさせたり、変化を起こさせたりなどと言うことはしないし、できない。 
する必要も無いのでできるようになりたくも無い。

私なりに、お客様に起こったことを解説し、どうして行けば良いのかを説明し、今回の施術で何をするのかを説明した。

施術は基本手技の間にレイキをいれる。
基本的には過剰になった気の流れを整えれば良いのだ。
そして、今までの過剰な情報で披露した箇所、特に脳を休めるようにすれば大丈夫。

途中、気の流れを感じようとする。
当然いきているのだから、普通に全身流れいるんだけど、胴体と四肢の差が激しい。
背骨に沿って、チャクラを活性化して作られた流れが閉じ込められて頭に流れ込んでいる。
本来出て行かないといけない分までぐるぐるめぐってしまっている感じ。

とにかく、冷え切っている四肢の末端までもう少し温かくなるようにして、そして、何よりも地に脚がつくようにしないと。

そうしないと、また状況が悪化して精神的に不安定になるだろう。

施術終了後。
「何もこれと言って感じなかったでしょう?」

「はい。」
笑顔で返事。

それで良いのだ。
エネルギー過剰な状態だったのをきちんと放出して、正常に近づけるきっかけを作っただけだから。

そして、今後の注意点を説明して終了。

次の施術については、何度かした方が良いとは思うけど、あえて言わない。
本人が必要と思えばすれば良いとだけ伝えた。

「出張でもお願いは出来るのですか?」
と聞いているところを見ると、それなりに何か思うことがあったのかもしれない。



それにしても、たいがいなヒーラー達だ。
しかし、そう言うヒーラーと出会うのも、必然なのだろう。

都合の悪い結果が出たから逃げるヒーラーや、おかしなものを背負わせるヒーラーなど言語道断。

それでも、ちゃんと意味があるから存在もするし、そこに掛かる人もいる。

今回の方も、怪我の功名で一連の出来事の中で離婚直前の夫婦仲が元の鞘に納まったと言う。
だとすれば、彼らの存在も無駄ではなかったと言うことだから、一場面だけを取り出して、お客様を被害者とも言いきれない。

そう言う流れで学びが促されたと言うしかない。

そして、その尻拭いで私のところまでたどり着いた。
今までの流れで分からなかったことを整理して、一件落着と言うことなのかもしれない。

あれが良くて、あれが悪い、みたいにいろいろ言っては見るが、どれもあるままで良いのかもしれない。
でも、改善を求めてあれこれ言うことも、またありだとも思う。
そうやって変化をするものがあると、そこに別のものが変化して入り込む。

物事は固定されて変化が無いのではなく、一見変化がないようでもそれぞれのパーツが入れ替わりしていなければいけない。

それがなくなったとき、そのものは死んでしまう。腐ってしまうのだ。
だから、私はこれからもヒーラーらしからぬくらいにあれこれ文句を言う。
ああしろ、こうしろとやかましく言う。

そして、何も変らないかもしれない社会の一部だけでも引っ掻き回す。
そうしなければ、癒しもへったくれも無い世の中になってしまうのだ。

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