レイキティーチャーの独り言

レイキティーチャーが思ったことをつぶやいています

大きな落とし穴・メシアコンプレックス

セミナー受講生の方とのメールのやり取りで、気付いたことです。
ヒーラーを志す人みんなが陥る罠。
以下が、それに気付いた時のメールの返信文です。

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メシアコンプレックスって言葉はご存知ですか?

下手に癒しの技を持つことで、何でもかんでも、苦しんでいる人を自分が救ってあげたいと思うようになってしまう状態です。

これは、一歩間違えると、自分を神の使いのように思い込んでみたり、そうなるべく自然の摂理を無視した能力の獲得を目指して、逆に周囲の人を混乱させるような結果を生み出すことがあります。

もし、今のあなたの心にレイキヒーリングで、知り合いの方のの命を救えたかも、と言うお考えが生まれていたのであれば、その一歩手前です。

それは、心が病んでいる状態とも言えます。

心が健全な方は、自然の摂理を受け入れ、人の死を極めて当たり前のこととして受け入れられます。

人は神ではない以上、自分の命はおろか他人の命をどうこうする権利も力もありません。

ただ、死を現世における永遠の別れとして捉えた時に、別離の寂しさを感じることは当たり前のことです。

その失望から立ち直るのに掛かる時間は人それぞれです。何年も掛かる人もいます。

恐らくあなたの気持ちはそのかたがたの命を救うと言うようなメシアコンプレックスのようなものではなく、別離の寂しさと今生の別れにおいて、してあげたいことが出来なかったことに対する欠落感とでも言うのでしょうか、その様なものだと思います。

もしくは、あなたの学びの課題の一つがここにあったのかもしれません。

癒しの手は、自分と人を自然の摂理に導くものです。

決して、自然の摂理に逆らって好き勝手に生きて行くためのものではありません。

死ぬべき時に人は死にます。

それは誰にも変えられません。

その時、レイキヒーラーは何が出来るのか?

その人の命を救うために手を当てるのではありません。

その人の魂を導くために手を当てるのです。

永遠?の魂は肉体の死後も存在します。

死後の歩む道を、死に際の苦痛や恐怖によって誤らないようにするために手を当てるのです。

ただ、生きることを放棄させるのではありませんので誤解のないようにしてください。

人は最後の一瞬まで積極的に生き続けないといけません。

そのお手伝いを、レイキヒーラーはします。

そのような出来事は、身をもってあなたにいろいろなことを教え、考えるきっかけを与えててくださる人がいるのだということを忘れないで下さい。

神でも救い主でもありません。

レイキヒーラーも、ただの人間です。

自分の老いて行くことを日々実感し、それに抗いながら生をまっとうする人間です。

そして、人生と言う学校を他の方たちと励ましあいながら、卒業の日までひたすらに歩み続けるだけです。

ただ、我々レイキヒーラーはヒーリングを通して、生と向かい合い、自然の理を理解し受け入れながら生きて行くことを学ぶ課題をもっているのです。

一日も早く元気になってください。

あなたの癒しの手を待っている魂が行列をなして待っていますよ。

最初は見つけるのが大変ですが・・・

感謝感謝感謝
なかむらかずひろ

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